Works

Okuda architects and associates

長居のデイサービスセンター
2005

 敷地は大阪市内の密集地に位置します。 周囲は中層建物が建ちこの場所だけがぽっかりと

空を成していました。 

 土地の有効利用を考えると大阪市内では類を見ない平屋というのは実に贅沢な形です。

ゆとりをこの地に。それが今回の課題でした。


 建物は北側に配置し、南側に庭をつくることにしました。周辺建物により直射光は差込みませんが、

庭に面した大きなガラス開口は、天空の輻射光を受け、やわらかい光を大きな空間に与えくれます。

片流れの屋根天井、奥ゆかしい庇が庭に向かって収束し、明るい庭が鮮やかに映し出されます。

これは寺の庭を模して明暗のある空間創出を狙ったものです。
 

         生けるものをよりリアルに感じていただくために・・・。


 ふと、横たわり天井を見上げると北側のハイサイドライトからは空が、ひとときの安堵を呼び込んでくれます。


 『OPEN CUT』   そこから広がる魅力ある施設をめざしたものです。

OPEN CUT

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最終案

・老人デイサービスセンター
 (通所介護施設)
・鉄骨造 /平屋建
・建築面積: 207.85u
・延べ面積: 202.54u
・大阪市 住吉区
・施工:南部建設株式会社

    (大阪市阿倍野区)